あなたの代名詞はなんですか?
いま通っている学校の授業で、あなたの代名詞はなんですか?というテーマがありました。
代名詞とはhe(彼)とかshe(彼女)のことです。
ちなみに私の代名詞はshe/her/hersです。
日本で生まれ育つと、なかなか性について考える機会ってないですよね。
本当に最近、少しづつ認識し始めたところで、でも中高生の学校の規則とか授業では、まだ男子と女子の区別がはっきりしてて、まだ性についてきちんと考えているとは言えないのではないでしょうか。
日本にいたときに、唯一自分の性について話してくれた友達がいます。
私にとっては初めてのレズビアンの友達と知り合って、私は初めて自分の性について考えました。
(彼女の赤裸々なブログは元気もらえます。興味ある方は是非→ブログMoratoriumer)
彼女の話によると、自分がレズビアンというのに気付いたのは高校生くらいだそうです。
確かに日本の教育だと単純な性別だけで、あなたは男の子、あなたは女の子と勝手にカテゴリーされて、自分の性がなんなのか考える機会すら与えられないのでは、と疑問に思いました。
ここアメリカは、すべての州で同性婚が認められているのもあって、日本に比べると性についてはかなりオープンです。同性のカップルは本当によく見かけますし、初めて会った自己紹介のときに自身の性について話してくれる方もいますし、もはや個人の特徴のひとつとして社会全体が尊重していると感じます。
性といっても複雑で、見た目では判断できませんし、トランスジェンダーやジェンダーレスといった、heでもsheでもないという方もいます。そういう方の代名詞はtheyを使うことがあるそうですが、これは複数形のthey(彼ら)と混同してしまって、文法がわかりづらくなると言われています。
そんな中、最近登場した代名詞がzeです。heとsheの間というよりは、heでもなくsheでもないという感じでしょうか。
まだzeは代名詞として広く認知されていませんし、今後どう浸透していくのかはまだわかりません。
でも、子供たちが小さいうちから性について壁を作らず、お互いを認め合う社会に育ったら、これからの社会は大きく変わっていくのではないかと思います。
この写真は、通っている学校のトイレ表示です。
日本語にしたら、”みんなのトイレ”って感じですかね。なんてことない事かもしれないけれど、この表示を見たときに小さな心配りを感じてほっこりしました。
日本もどんどん性に対する偏見や壁がなくなるといいなー。
さて、あなたの代名詞はなんですか?
一度じっくり考えてみると、まだ知らなかった新しい自分に出会えるかも…?