〜自然も牛も人も健康な牧場から安心安全な乳製品を〜
〜自然も牛も人も健康な牧場から安心安全な乳製品を〜
佐藤牧場の理念
北海道
白滝というところ
遠軽町白滝は、北大雪山の麓に広がる自然豊かな農村地域です。かつて旧石器時代には、黒曜石を加工した矢じりなどの石器を生産する場所として栄えていたという歴史ある土地です。
特産物はじゃがいも。昼と夜の寒暖差が大きいので、糖を蓄えた甘いじゃがいもになります。
有機肥料
化学肥料を使わない代わりに、毎年生産される牛糞を発酵させ、堆肥として畑に還元しています。また、オホーツクの牡蠣の貝殻を粉末にしたものを堆肥に混ぜて、ミネラルを補給しています。草を食べた牛の糞が地に還る循環と、海のものを山へ戻す循環のお手伝いをすることで、大地から搾取するのではなく、永続的な農業を目指しています。
放牧
佐藤牧場では初夏から秋の終わりまで放牧をしています。牛たちが自ら草を食べに行くことで、トラクターが入れない山間の地形でも農業ができるというのが放牧酪農のいいところ。
牛が食べているもので牛乳の味もどんどん変わっていきます。放牧時期の牛乳をぜひ味わってほしいです。
牛が食べているもの
牛たちは、夏は外の青草をメインに食べていますが、冬の間は夏に収穫した牧草を食べています。カラカラに乾燥させた乾草と、少し水分を残して発酵させたサイレージの2種類をあげています。牛舎の中ではコーンや麦などの配合飼料や、砂糖の搾りかすのビートパルプをあげています。いずれはすべての配合飼料を北海道産の遺伝子組み換えでないものにすることが目標です。
無化学肥料
無農薬
佐藤牧場では牧草地、放牧地のどちらも、化学肥料を使用していません。また、除草剤や防虫剤などの農薬も一切使用していません。これによって、地中だけでなく山全体の生物の多様性が保たれ、ここの環境に適した草が育ち、そしてそれを食べる牛たちがここの環境に適していってくれるのです。
牛らしく人らしく
牛をのびのびと健康に育てるのと同時に、人も人らしく生きることが大事だと思います。農業は休みなく仕事がありますが、ヘルパー制度を活用して定期的に休みをとって無理しないこと、美味しい食事や日常を楽しむ心の余裕も大切です。また、大きな投資や費用をかけない低投入型の経営を維持することで、経営面でも無理をしないこと。牧場全体の健康を守ることを大切にしています。
〜ロゴに込めた想い〜
ロゴのメインテーマは“循環”です。
右回りは植物をメインに“生命の循環”(種から芽が出て成長し、実をつけ根を張ってゆくイメージ)と、“一日の循環”(昼間は太陽が昇り夜になって月星が輝く。また地上からの蒸気が上って雲をつくり雨や雪の恵みを地に還してくれるイメージ)を表現しています。
左回りは“牧場の循環”を表現しています。放牧して大地の草を牛が食べ、糞がやがて微生物の力で分解され堆肥となり大地に還元されていく。また牛乳として人間に少し恵みを分けてくれるイメージです。
そして、ここ白滝の牧場から見える雄大な北大雪の山々、その麓にある牧場としてここに根差して生きていきたい、という想いを込めました。